ふじようちえん

ブログ モンテ通信11月 杉本翔平

2014年12月01日 / モンテッソーリ通信

今回のモンテッソーリ通信では、『ぬいとり』についてご紹介します。

日常生活の練習として、モンテッソーリ教育では『ぬいとり』が位置づけられています。

手順としては、
①台紙を下敷きに置き、目打ちで穴をあける。
②好きな糸を選んで糸切りばさみで切ったら、針に糸を通す。
③通した糸の両端を揃え、たま結びにする。
④台紙の裏から表に縫い、次からは表から裏、裏から表へと交互に縫っていく。
⑤縫い終わったら糸の端をセロハンテープで貼り、残りの糸を糸切りばさみで切る。

以上のような手順で行います。

『ぬいとり』を行っている子どもたちは、一つ一つの行程をとても集中して取り組んでいます。
もしできないところがあれば、先生がお手伝いするところもありますが、基本的にはやり方を伝えて、子どもたち自身が進めていきます。

また、「針」の使い方も合わせて伝えます。危ないからやらせないのではなく、本物を使うことで、その危険性を感じたり、針の機能を知ったりすることができます。
モンテッソーリ教育では、子どもが自ら慎重に扱う態度を身に付けられるようにしています。

台紙もいくつか種類があり、次第に穴の数が多いものに挑戦したり、縫い方をバックステッチに変えたりして、素敵な作品を作っています★

ソーイングセットがあれば、ご家庭ですぐに行うことができます!
これから寒くなり、家のなかで過ごすことも多くなると思いますので、お子様と一緒に『ぬいとり』をやってみてはいかがですか(^^)?