ふじようちえん

2026年度 1学期始業式 園長だより vol . 303(2026.4.8)

2026年04月08日 / 園長だより

藤幼稚園のご父母のみなさまへ

ご入園、ご進級、おめでとうございます。心よりお喜び申し上げます。

 うららかな春、ご入園やご進級したお友だちのこれからの様々な出会いを一緒に喜んでくれているようにチューリップ、しだれ桜、八重桜等々が咲いています。さらに、園庭のけやきにも若葉が芽吹き、新緑がまぶしく輝いています。
まるで、すくすく育って行く子どもたちにとても似ているように感じました。

 ちょっと大きめの新しい園服に包まれ、新しいカバンと園服で迎えた入園式、笑顔の中にも少し不安げな眼差しも見つけました。でも、大丈夫、心配しないでください。困った時、心配な時は、近くの先生に何でも聞いてください。お部屋がわからなくなっても大丈夫、年長さんが“子どもお世話がかり”をやってくれ、みんなをやさしくお部屋まで連れて行ってくれますからね。やがて、幼稚園にも慣れ、お友だちとの遊びや様々な出会いに夢中になって過ごす中、それぞれがしっかりした歩みをして行くことでしょう。
 私ども教職員一同、新年度を迎え、さらに力を合わせてお子様の育ちのお手伝いに頑張って参ります。皆様、本年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 本日、新入園児と進級してお兄さん、お姉さんになったお友だちが一同になり始業式を行いました。新たな子どもたちの育つ時間が始まりました。
 始業式では、“ごあいさつ、お返事、ありがとう”をいつもちゃんと言いましょう。もちろん、お家でもしましょう!!と話しました。そんな訳で、お家でのご指導もとても大切ですので、どうぞよろしくお願い致します。

 お友だちには、いつも幼稚園で毎日楽しく過ごしてもらいたい、もっと言えば、もう、来たくて、来たくてしょうがない場所が幼稚園であってほしい・・・そのぐらい幼稚園を好きになってほしいと思っています。そこで園では、“幼稚園探検”をして、好きな遊び、好きな場所、好きな先生やお友だち、花や木、動物、虫・・・何でもいいから、好きなものを見つけてみましょう!!と話しました。“好き”とか、“いいな”と感じることこそ育ちの入口、探究心の芽生えだと思っています。子どもたちは、様々な環境や状況と出会い、そこで興味が引き出され、多くの体験をして育っていきます。只、この時、私たち大人にとって大切なことは、子どもの“自ら育つ力”を信じてあげること、待つこと、見守ること、決して大人のものさしで興味を押しつけないこと、そして、子ども自ら見つけた何かを尊重してあげること、例えば、どこかで拾って来た葉っぱを汚いものとして非難しないこと等です。つまり、あれこれ言って子どもの“好き”の世界にあまり立ち入らないほうがいいようです。
 特に新入園児の皆さんにとっては、好きな何か(場所や遊び、先生や動物、虫、花、宝石、遊具・・・)に出会うことこそ、それまで幼稚園は好きだけど・・・何か漠然と抱いていた不安な気持ちを払しょくするのに大きな力となります。
 実際、幼稚園で好きな何かが見つかると・・・それまで正門あたりで、泣いたり、もじもじして、親と離れられなかったお友だちも、逆に、送って来た親の方も振り返らず、一目散にお部屋に向かって走り出すのです。結果的に、これが親離れにつながり、自立への第一歩になっています。
 ただ、親としては、幼稚園の正門やバス乗車でお子様と離れるタイミングは、いつの時代も、誰でも、中々難しいものです。確かに、親にとっては多少の辛さ、寂しさ、心配する気持ちはありますし、あるのが当然ですが、子どもの自立のためと思い、スパッと分かれた方が、経験値から言って、子どもたちは早く幼稚園に馴染み、幼稚園での集団生活のペースも掴みやすいように感じます。逆に、離れている方が、親子の信頼関係もいつも一緒に居た今までより深まるものと思います。よく考えてみると、この目に見えない親子の信頼関係の形も子どもの育ちと共に親の対応姿勢にもギアチェンジの時期を迎えているようです。そして、これこそが、“親も子も育つ”この季節ならではの特徴なのかも知れませんね。

2026年度 1学期始業式 園長だより vol . 303(2026.4.8)