ふじようちえん

2021年度 3学期始業式 園長だより vol . 243

2022年01月11日 / 園長だより

藤幼稚園のご父母のみなさまへ

皆様、新年、明けましておめでとうございます。
寒い日が続きますが、ご家族そろって穏やかな新春をお過ごしのことと思います。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。
元旦、澄み渡る空気の中に、初日の出をキッズテラス屋上から臨み、新たな気持ちで、子どもたち、ご家族様方、教職員のみんなの幸せ、そして、一日も早くコロナ禍が終わり、世の中の安寧を祈り、新しい年が始まりました。
その後、お雑煮を食べてから地元の阿豆佐味天神社に初詣に行き、吉例のだるま、破魔矢を購入し、一年の家内安全、無病息災、交通安全…いっぱいお祈りしました。
後は、テレビで箱根駅伝観戦と久しぶりに親戚が集まり、にぎやかに過ごしました。
よくあるお正月風景ですが、この何げないお正月、何げなく集える日常こそが、一番の贅沢だと再確認した時間になりました。まさしく、普段の今が大事、感謝ですね。

ちなみに、皆様は「明けましておめでとう」の意味をご存じでしょうか?諸説ありますが、その一つとして、歴代の天皇は大晦日の夜、今年もいろいろ災いがありましたが、それは全て私の天皇としての不徳の致すところです。このままでは、新しい年の夜が明けないかもしれません。どうか神様、お許しを頂き、何卒また新しい夜明けがきますように…と祈念されます。そして元日の朝、最初の朝日が昇ると、祈りが通じて、今年も夜が明け、お日様が昇った、良かったね。とするのが「明けましておめでとうございます」の意味だと言われています。ご参考までに。

≪自然、木々、草花、あそび、育ち≫
 ふじようちえんには、様々な木々、草花等々があって日々子どもたちが葉っぱや実や花に触れながら過ごしています。特に、ふじようちえんにある樹木一覧図があり、木の名称、花、枝、葉の形がつながってわかるような教具にもなっています。また、園庭の旗を揚げる柱も、あえて山から切り出した丸太を使っています。理由は、単純に木が好きだし、子どもたちに出来るだけ自然のものに触れてほしいからです。
先日、奥多摩にお住いで、木のおもちゃや家具等を製作している方から、ヒノキの切り株を2ついただきました。木の断面の肌触りがよく、気持ちいいので子どもたちに見てもらおう‼触れてもらおう‼と思って園長席の前に置いてみました。しかし、動きも話もしない切り株に子どもたちは興味を示さずスルー状態。そこで、木の年輪をヒントに、年輪からわかる木の年齢『この木は何歳でしょうか?』と言うクイズにしてみました。すると、やがて誰からともなく、一つの輪が一年だから…と言って数え始めました。こんな調べ方から木の年齢に興味をもってもらえたらうれしいですね。
一般的に年輪は春と初夏に成長した部分が明るい色、夏の終わりと秋に成長した部分が暗い色という構成になっていてこのペアで一年と数えることが出来ます。また、この年輪の幅を見て当時の気象も推測できる木の履歴書とも言えます。2つの切り株を調べたところ、まだまだ若い38才と24才でした。自然から読み取る情報収集力、情報分析力、あそびの中にいっぱいですね。今年も、いっぱい遊びましょう‼

本日、始業式を行いました。3学期は、劇発表会や豆まき、節分、卒園、進級へと向かう時間になりますが、一日一日を大切に過ごして行きたいと思います。まだまだ、コロナ禍、みんなで手洗い、消毒、検温をしっかりしながら安全第一で過ごして行きたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

2021年度 3学期始業式 園長だより vol . 243(2022.1.11)