園長だより vol . 292 (2025.6.30)
2025年06月30日 / 園長だより

藤幼稚園のご父母のみなさまへ
とても暑い日が続いています。皆様、いかがお過ごしですか?
いよいよ夏本番、この調子で行きますと7月、8月も相当な暑さが予想されます。特に熱中症対策としては、一番に冷房や扇風機で温度調節することが基本です。暑い時には無理な運動をしないこと、梅雨明け等の急な暑さに要注意し、失われる水分と塩分を補給し、日頃から軽い運動で汗をかき、体を暑さに慣れさせることが大事で、さらに入浴、睡眠が大切だと言われております。どうぞ、体調管理に十分ご注意いただき、楽しい夏を過ごしください。



≪ご家族で楽しい時間‼≫
先日は、家族参観日に多くの皆様にお越しいただき、ありがとうございました。会の始まりに、ご家族様一緒にお名前呼びがあり、どのご家族様も、子どもたちに負けず劣らず、大きく元気なお返事をしていただき、本当にありがとうございました。お部屋でご家族のしっかりとしたお返事を聞いたからか?最近、子どもたちのお返事が、はっきり、しっかりして来たように感じます。まさしく、大人が手本!!ですかね。これからもよろしくお願いします。
また、当日、子どもたちは、お部屋にパパ、ママがいることだけで、本当にうれしそうでした。親子で作った制作物や楽しいゲームを通じて、いつもの幼稚園での様子やお子様の成長を感じていただけたものと思います。そして、何よりもお子様からの歌や手づくりプレゼントには、皆さん感激で・・・目頭に熱いものがありました。これこそ、家族参観日の大切な瞬間ですね。
親子で過ごした家族参観日、ご家族の大切な思い出となり、一生の宝物にしてもらえたら本当にうれしいです。子どもからこんなプレゼントをもらったら、仕事や家事の疲れもどこかに行ってしまいますよね、どのご家族様も輝いていました。会場にいる私どももいっぱいの幸せに出会い、とてもうれしい時間になりました。感謝‼


≪カブトムシ、クワガタで育つ‼≫
今、園長席の前に置いてあるカブトムシ、クワガタが、子どもたちの注目の的です。また、お家で飼っていたカブトムシをお部屋に持ってきて、みんなに見てもらったり、昆虫ゼリーをあげ、飼っているクラスもあります。ここでも注目の的です。
このような光景はその昔からそんなに変わりません。エサの野菜やトウモロコシが昆虫ゼリーに変わったぐらいです。子どもたちが、カブトムシ、クワガタを見る目はキラキラと輝いていて、何か?カッコイイもの、強いものへの憧れ…さらに、触ってみたい、飼ってみたい、自分もほしい…子どもたちのいろいろな思いを感じます。この思いが子どもたちの育ちに大きく役立っていると思います。それは、夏の昆虫との触れ合いを通して、その持ち方や捕まえ方、見つける場所、好きな食べ物は何か?捕まえられる時間等々、夏休みはいつもより早起きになったりしたものです。大きな観点で言えば、昆虫を通じて、自然を感じ、生き物への愛情を育ててほしいと思っています。
ちなみに、ふじようちえんには、私がラッキーアイテムと言っているタマムシが出てきす。今年は既に2匹捕まえました。タマムシは、その姿と色合いがとても綺麗ですが、なかなか見つけることができません。だから、見つけるといいことがある前兆?と勝手に解釈しています。
なんと、このタマムシ、昔は死骸を紙で包んで、たんすの中に着物と一緒にいれておくと虫よけになるとか、着物が増えるとか諸説あります。タマムシは縁起の良い虫とされており、幸運の象徴とされていました。珍しいタマムシもいるふじようちえん、これからも子どもたちが自然に触れて、虫を見つけて、驚いて、理解していく…いろんなことを学んで育ってほしいと思っています。理解は、驚きに始まる‼



≪小池東京都知事がご来園されました‼≫
先日、皆様には当日の朝、急遽、ご案内させていただきましたが、小池東京都知事がふじようちえんにお越しくださいました。家族参観日2日目、お昼の時間でした。
私どもの学校法人の所管は、東京都生活文化局私学部でして、その最高責任者が都知事ということもあり、行政のトップが東京都内の幼稚園・保育園が多数ある中で、ふじようちえんにお越しになられたことは、とても光栄であり、名誉なことだと感じ、心より感謝申し上げます。
まさに、黒塗りの大きな車でいらっしゃるのかと思っていたら、到着したのは私も知っている日産リーフ、後部座席からスッと降車され、正門から入られました。偉ぶらないお人柄を感じていると、園庭で遊んでいる子どもたちを見て笑顔があふれたり、園舎のつくりにご興味をもたれる中、屋根の上にご案内させていただきました。屋根の上を歩きながら、子どもたちと手をつないだり、写真撮影をしたりしました。屋根の上、けやきの木陰で「気持ちがいいですね。いい空気ですね」と言っていただき本当に嬉しくなりました。子どもたちと過ごした短い時間でしたが、笑顔あふれる時間になりました。
その後、ランチルームで少しお話をさせていただきました。特に、今、東京都が進めている探求という学びのスタイルを基本とする“とうきょうすくわくプログラム”のふじようちえんでの実践が、子どもたちの興味を深め、育ちにつながっている現状等を中心にお話しさせていただきました。知事も非常にご理解いただくと共に、「とうきょうすくわくプログラム、頑張ってください」という応援をいただきました。
そして、東京都全体の事を見られてる立場ですので、私も普段考えていることをお伝えしました。今、モノレールが上北台駅から武蔵村山市、瑞穂町の方に延伸し、箱根ヶ崎駅につながる計画が進んでいます。そこで私は、是非ともモノレールを“子育てモノレール”としていただき、周辺地域を特別区に指定してもらい、若い世代が住みやすく、多くの人たちが全国、世界から集まり、住みやすく、快適な生活ができるエリアになれば、三多摩地域がより輝きを増していくことになると思い、実現を望んでいます。と、そんなお話もさせていただきました。
いずれにしても、お忙しい中、知事がお越しになったことを心より感謝申し上げます。そして、何より良かったのが、全く知事ということを意識せず普通に手をつないで、普通に喋って、普通に写真をとってもらい、とにかく普段と一緒でした。この普通さこそが、一番大切な力だと思います。これを私は“未来をつくる力”だと考えています。
とにかく、私は、知事がみえて緊張し、子どもたちの普通さに感心し、着慣れないジャケットを着て、汗ダラダラ…あっという間の30分間でした。
園長だより vol . 292 (2025.6.30)