ふじようちえん

園長だより vol . 301(2026.2.27)

2026年02月27日 / 園長だより

藤幼稚園のご父母のみなさまへ

 いくつかのクラスからは、♪あかりをつけましょ、ぼんぼりに~、お花をあげましょ桃の花・・・の歌声が聞こえてきます。そして、今、子どもたちは、全面が緑になった芝生の園庭で転げまわったり、追いかけっこをしたり…屋根の上からも元気な声が聞こえてきます。西側園庭の花壇ではチューリップが芽を出し始めました。もうすぐ早咲きのオカメザクラも咲くことでしょう。いよいよ春が来た‼という感じです。
 この時期、とても良いタイミングで先生たちが、オカメザクラクイズやスモモクイズを考え、花は何色? いつ咲く?等の問題をつくり、木に問題を掲示して、子どもたちに幼稚園の春に興味を持ってもらえるよう環境づくりをしています。謎解きまではないですが、みんな問題を解きながら楽しく学んでいます。

 先日の劇発表会、お忙しい中、多くのご家族様にお越しいただき、ありがとうございました。子どもたちは、本番で練習してきた劇を終え、達成感、満足感を味わい、今、それが自信となり、いよいよ進級、卒園の時期を迎えています。劇練習の時には少々不安もあったクラスもみんなすばらしい演技と歌発表をしてくれました。様々な時間を通して育ちを支えた劇発表会、正直、子どもたちの成長を感じて感動しました。
 また、親のお立場としてもお子様の成長をそれぞれに確認することが出来た時間になったことと思います。そして、子どもの育ちに親が出来る事も感じてもらえたか?とも思います。前月もお話しましたが、“演じるのは子ども、親は見守ってあげることしかできない”ということ。劇発表会の会場ではまさしくそのような心情を持たれた方もいるのではないでしょうか?今回の劇発表会に代表されるように、親子間の距離や立ち位置は、子どもが成長する様々な場面でも、そんなに変わらないものです。だからこそ、いろんな場面で子どもの育ちをしっかり見守ってあげることこそが、子どもの勇気や自信につながっていくものと思います。あまり口出し、手出しし過ぎると親に頼る依存心だけが大きくなり、指示されないと動けない…そんなことはないと思いますが、改めて、親という漢字…木の上に立って見る…と綴っています。なるほど、この字は親の心情をうまく表しているものですね。
でも子どもがそばにいると…ついつい、手出し、口出し…親になるのも修行です。

≪㊗立川シティハーフマラソン2026‼10名参加‼≫
 3/8(日)午前9:30~12:00の間、幅40mの陸上自衛隊立川駐屯地滑走路をスタート地点とし、昭和記念公園をゴールとする立川シティハーフマラソンが開催されます。ふじようちえん、スマイルエッグス、Fuji赤とんぼ、Fujiれもん保育園の各園からも10名の先生が参加します。休日や夜間、練習に励んできた先生たちのカッコイいい姿を応援してあげてください。ものすごい数のランナーですので先生たちを確認するのが大変ですが、FujiTシャツを着ているのが目印。当日、10:00スタートで11Km地点の幼稚園前は10:50~11:20頃通過予定だそうです。楽しんで、頑張ってね、先生たち、21km‼
ちょうど、ふじようちえん横交差点が折り返し地点です。皆様、当日、交通規制も行われますので、ご注意くださいませ。

≪信号機、右見て、左見て、また右見て…≫
 先日、立川警察の皆様にご協力頂きながら、交通安全指導を行いました。警察官さんから、横断歩道の渡り方や信号の色について等々のお話を聞き、交通安全について学びました。その後、年長さんは4人ずつグループになり、交差点の信号機による横断歩道の渡り方や路地からの自転車等々に注意しながら、4月からの小学校通学準備も含めて、園周辺を歩き、安全に戻ってくるという外歩きをしました。警察官から『おしゃべり、おふざけなし‼』『右見て、左見て、また、右見て、後ろ見て』の安全確認をしっかりするというお話を確認して出発しましたが、みんな路地が近くになるときちんと安全確認をしていました。みんなが真面目に取り組んでいるその姿に、小学生になる自覚をしっかり感じました。
 以前に『子どもの交通事故は、意外にも信号機のある横断歩道でのものが多いんですよ』と友人から聞いたことがあります。何で、信号機があっても事故が多いのか?と尋ねたら、子どもは、信号機の色が、渡っても良い青になって渡ることは、みんな知っています。しかし、中には、車用の信号機が青から黄色、黄色から赤に変わるギリギリを通過しようとする車もあったり、また、中にはすでに赤なのに通過しようとする車両もあるのです。そんな時、歩行者用の信号が青だからと言って、渡り始めると・・・大事故になります。信号機は、あくまで信号機(手段)であり、大切なことは、右見て、左見て、また右見て…車が来ないことを自分の目で確認して初めて渡り始めることなのです。
これは、社会の中でもよくあることです。システムとかマニュアルとかを立派にし、完全にすることばかりが仕事になってしまい、本当の目的を見ていないことが度々あるのではないでしょうか?
 幼稚園で言えば、園舎や庭、保育室や教具等々は、あくまで子どもが育つための道具であり、手段なのです。大切なことは、そういう環境の中で子どもたちの育ちをしっかり見守り、子どもたちが本来持っている育つ力を十分に発揮させ、各々の自立に役立てるようにすることなのです。つまり、人の力こそ、人を育てるものなのですね。
まさに、右見て、左見て、右見て渡る・・・ですね。
 ちなみに、子どもの視野は狭く、大人(約150度)の約6割(左右90度、上下70度程度)しかないとのことです。横断歩道の歩行者用信号も見てはいるんですが、その周辺は見えてない状況ですね。そして、視野の狭い理由は、脳の視覚処理能力が未熟であること、目の構造が成長過程にあること、そして「興味のある物への集中」が強すぎるという特性によるものらしいです。子どもに交通事故が起きやすいのは、そのため、側面からの車両の接近に気づかず、事故が起きやすいとも考えられます。我々、運転者も、視野が狭い子どもたちを十分意識して交通安全に努めていきましょう。

≪㊗ひな祭り≫
 ふじようちえん開園から飾り続けて、55回目のひな祭りです。お内裏様、お雛様、三人官女、五人囃子…みんな笑顔で勢ぞろいです。今までずっと健やかな子どもたちの育ちを見つめ続けてきました。ひな祭りは、女の子の成長を祝うお祭り。ご存知の方も多いと思いますが、ひな壇の飾り物、脇役とも言うべき菱餅、その形には、子孫繁栄、長寿の力があるとされる「菱(ひし)の実」の形から来ているという説や人の心臓を形どっていると言う説、様々です。色は三色、下から緑(よもぎ・厄除け)、白(菱の実・子孫繁栄)、赤(クチナシ・厄除け)の順に積まれ、健やかな成長を願う親の思いが込められています。また、三色には、雪の下(白)から芽吹く新緑(緑)に桃の花(赤)という日本人の豊かな色彩感覚で春の情景を表しているとのことです。形や色に思いを馳せる…まさしく、日本文化ですね。大切に受け継がれてきた日本文化を“雛あられ”にして味わっています。ほのかに甘くて、おいしいです。

追伸:17年前の2009年2月20日(金)ポニーのはるちゃんが幼稚園にやってきた日です。その年の3月3日から“ひなまつりお祝い会”は、屋根の上に子どもたちが丸く一周になり、はるちゃんも参加して、楽しいひなまつりを歌っています。今でも、天候等の許す限り続けているはるちゃんひなまつり、これも、大切に伝えながら、動物愛護の心を育てていきたいものと思っています。はるちゃんには“雛あられ”の代わりにニンジンを食べてもらって、お祝いをしました。毎日、お祝いでもいいよ‼という声も聞こえてきました。

園長だより vol . 301(2026.2.27)