2008.7 園長だより
2008年07月18日 / 園長だより藤幼稚園のご父母のみなさまへ
気象庁の梅雨明け宣言を待たずして暑さが増す毎日が続いております。
皆様、いかがお過ごしですか? ついつい水分を取りすぎ、冷房に頼りがち(あくまで私の場合です。)になる今日この頃ですが、子どもたちの元気に負けずに頑張って行きましょう!!
≪夏に育つ!?≫
いよいよ夏休みになりました。海や山にお出かけの計画も盛りだくさんのことと思います。特に、出かけても、出かけなくても、夏休みはいっぱいの見るもの、聞くもの、試すもの・・・何かと多くの事を吸収できる機会でもあります。どうぞお子様にとって大切なこの夏、いろいろな場面を経験させてあげて下さい。多分、いつの日かその経験の量がやがて質の充実につながるものと信じて・・・。とは言うものの、我が子が幼稚園児の時期に無理して出かけた海外旅行、大きくなって聞いてみたら、ホテルでの朝食のジュースと海のサカナにエサをあげた事ぐらいしか憶えていませんでした。なんだったんだ!!の思いはありますが、思い出とはそんなものかも知れませんね。とにかくご家族一緒に楽しい時間をお過ごし下さい。そして、さらにたくましくなって、みんな揃って二学期に会えることを楽しみにしています。
≪今、子どもたちは、≫
今、子どもたちは、夏の日差しをさえぎる大きく枝を広げたケヤキの下で、クラスごとに夏まつりでの踊りの練習に励んでいます。曲は、“南の島のハメハメハ大王”“スマイル音頭”“もったいないばあさん音頭”の3曲です。みんな本当に楽しそうです。特に、もったいないばあさん音頭は、♪もったいないことしてないかい? ♪もったいないことしてないかい?・・・と何度もこのフレーズが出てきて耳になじみ、もったいないということの意味が少しづつ理解されてきているようです。その証拠に最近、折り紙渋滞(職員室へ折り紙を取りに来る順番待ち)が少なくなっています。これは、おそらく、ちょっと折ってはまた新しい紙を使っていたお友だちが、もったいないと言うことを少しづつ分り始めていることなんだろうなと勝手に想像しています。
また、屋根の上や南園舎前のプールでは、夏の日差しを浴びながら水しぶきに大きな歓声を上げたり、水のすべり台ではしゃいだりしてて見ている方も嬉しくなります。本当に子どもたちは水が大好きだと感じる瞬間です。
さらに、私の机の前にカブト虫やクワガタをケースに入れて飼っています。毎日、毎日、このカブト虫やクワガタを見たり、触れたりしながら楽しんでいるお友だちがたくさんいます。トイレに行くとお部屋を出たまま虫を眺めていたり、何回も何回も見に来たり、自分が飼っているカブト虫のお話をしてくれる子等々、時間になってもお部屋に帰ってこなくて先生が慌てて呼びに来ることもしばしばです。この季節、虫を捕まえたり、飼ったり、虫に興味があるお友だちにとっては最高の季節だと思いますね。
それぞれに夏ならではの光景です。踊り好き、プール好き、虫好き・・・皆さんは何が好きですか? “好きなもの磨き”の夏もいいですよね。私は・・・。
≪カブト虫の捕まえ方≫
副園長は、朝早く起きてカブト虫の捕獲に懸命です。ディキャンプのカブト虫釣り用の準備です。私も時々します。この年令でカブト虫見つけも変ですが、大きいのを見つけたときはやはり嬉しいものです。ちなみに、幼稚園周辺では、畑も多くあるので結構見つけられます。簡単な捕まえ方です。皆さんもやってみて下さい。ご存知の方やもっと良い方法もあると思いますが例です。スイカやメロン、パイナップルの食べた後の皮を上に向けて、塀や茂み近くの空気が溜まるところあたりに夜セットして置くだけです。近くに外灯があるとさらに良い状態です。腐りかけの臭いが昆虫は好きなようです。ニ、三日試してみて来ないようでしたら、場所を変えてみて下さい。
スイカを白いところまで食べないで赤いところを残した状態で置くこと、早起きすることがポイントです。夏休みは、小学生もカブト虫見つけに懸命です。ライバルが多いかもしれませんが、頑張って下さい。
≪お金の役割≫
夏休み何かと必要なのがお金、身にしみますよね。子どもたちは、親とー緒の時間が多い分、親の行動をよく見ているものです。お金に関する事もそのーつと言えるでしょう。下記のお話は、私の友だちのブログのー節です。
ご参考にして頂けたら幸いです。
先日、ある人の紹介で、『君と会えたから・・・』という本を読みました。『12番目の天使』という本と双璧で、最高の出会いの本でした。
その中のお金の話を少ししたいと思います。皆さんは、お金の役割って考えたことありますか?この本を読むまで、私はお金は物を手に入れるための道具だと思っていました。しかし、この本ではお金は、『ありがとう』を伝える代わりのものだというのです。例えば、ハンバーガー1個を買うのに、200円を払います。これは、200円=200ありがとうと読むのだそうです。
ハンバーガーを全て自分で作ろうとしたら大変です。パンの元になる小麦粉を育て、牛を育て、野菜を育て、それを収穫し、調理して・・・・考えただけでも気が遠くなります。それを全部代わりにやってくれて、目の前に出てきたのが200円のハンバーガーなのです。そういう代わりにやってくれた、ハンバーガーひとつに関わった人、全てにありがとうをいうのは無理なので、その代わりにお金という形で払うのです。
このように、“円”を“ありがとう”と読み替えてみるといろいろなものの見方が感謝の心でとらえる事が出来ます。きれい事と思われるでしょうが、子どもたちには、こんなところからお金との付き合い方を伝えてみてはいかがでしょうか?でも、ハンバーガーを売ってくれる人は、目の前にいるので直接”ありがとう”と伝えましょうね。
園長だより 2008.7.18 vol. 61