ふじようちえん

平成31年度 1学期始業式 園長だより vol . 205(2019.4.9)

2019年04月09日 / 園長だより

藤幼稚園のご父母のみなさまへ

ご入園、ご進級おめでとうございます。

令和時代の始まり、歴史的転換点のこの4月に入園されましたお友だち、進級したお友だち、そして、ご家族の皆様、この良き日を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。幼稚園では、皆さんのご入園、ご進級をお祝いしているかのようにチューリップや桜が咲き誇り、春爛漫の穏やかな時間が流れています。

ちょっと大きめの新しい園服に包まれ、真新しいカバンと靴で迎えた入園式、笑顔の中にも少し不安げな眼差しも見つけました。でも、大丈夫、心配しないでください。困った時、心配な時は、近くの先生に何でも聞いてください。みんなやさしく教えてくれますからね。やがて、幼稚園にも慣れ、お友だちとの遊びや様々な出会いに夢中になって過ごして行く中、それぞれがしっかりした歩みを始めて行くことでしょう。
幼児期の子どもたちにとって大事なことは、何でも、見て、触れて、感じて、考えて、行動すること、このサイクルを自らつくることが気づきや学びを深めることになります。まさしく『体験は教えられない』のです。幼児期は、生涯に渡る学びの時間の始まりであるとともに、可能性の塊である時期、様々な体験をして、しっかり子どもをやってほしいと願っています。何故なら、しっかり子どもをやることが、しっかりとした大人になって行く一番の道だと信じているからです。Good Start‼

新年号『令和』(れいわ)、令が美しい、和が調和を意味するとの発表を聞き、これからの時代にふさわしい方向を示して頂いたと思いました。個人的に『美』の文字またはその意味合いがあればいいな‼と思っていましたが、実際、『令和』という音を聞いた時、不謹慎ながら私の頭をよぎったのは、なんと‼まるでふじようちえんみたいだ!!と言うことでした。それは、令が数字の0(れい)、和が漢字の輪(わ)、つまり、0の輪(れいのわ)→れいわ→令和と感じたのであります。
以前、ある結婚式に参列した時のこと、神父様の『愛は永遠です…』のお言葉、そして、『指輪の交換、リングは永遠を意味します』と話されました。その時改めて、今まで楕円形としてしか見ていなくて、端がないから追いかけっこは永遠に続く…なんて言っていましたが、ふじようちえんの園舎も0(れい)の形だ!! と気づきました。つまり、ふじようちえんの楕円形園舎は、永遠の「0」も意味している!?子どもたちが永遠に育ち続けて行くところなんだ!!と勝手に解釈しちゃいました。

合わせて、子どもたちは砂場できれいな石を見つける遊びが大好きです。調べてみると、きれいとは、清潔である、透明感がある、色合いが鮮やかで調和がとれている等々の意味、そして、美しいとは、きれいであることに感動している様子を現しているそうです。我田引水で極論ですが、幼児期のきれいな石を砂場で見つける体験(=きれいなものに触れること)、ましてや自分で見つけることは、まるで『人が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ』と言う意味を持っているものと考えました。
令和時代の『美しい日本』づくりへと、すでにその美意識を培っている感じがしました。そんな訳で、さらにパワーアップして砂場でのきれいな石探しは、続きます‼

本年度も教職員一同、みんなで力を合わせて子どもたちの育ちを全力で支え、頑張って参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

平成31年度 1学期始業式 園長だより vol . 205(2019.4.9)