2017年4月10日 1学期始業式 園長だより
2017年04月11日 / 園長だより藤幼稚園のご父母のみなさまへ
ご入園、ご進級、おめでとうございます。
これから、先生やお友だちと一緒に、様々な体験、遊びを通して、気づいたり、見つけたり、考えたり、行動し、上手くできたり、出来なかったり…心も体も頭も育つ時間が始まりました。本日、園庭で平成29年度1学期始業式を行い、みんなで『ごあいさつ、お返事、ありがとう』をしっかり言いましょう…とお話させて頂きました。
本年度も、お子様の育ちを真ん中に教職員一同、力を合わせて頑張って参ります。どうぞよろしくお願い致します。
今、ご家庭ではお子様の成長に、大きな嬉しさと少しばかりの寂しさを感じる今日この頃ではないでしょうか?子どもたちは、親から離れ、集団活動の場である幼稚園で、自立へと向かい始めました。とは言っても、まだまだ一人で出来ることも限られています。少しずつ、少しずつ、一人で出来ることが増えていければ、充分だと思います。最初から100点満点とる子はいないですから。親として、焦らず、比べず、あまり手出しせず、ある程度の範囲で子ども自らの行動を見守り、任かせて、考えさせ、気づかせる…そんな姿勢や距離感を保ちたいものですね。
でも、分かっちゃいるけど、ついつい手出し口出し…中々、そうできないのも現実、改めて、親になるのも修行と感じる今日この頃かもしれませんね。
子を持って、はじめてわかる親心…この気づきこそが、親になった実感そのものと思います。また、この繰り返しは、親子ならばこそのこと、永遠に続きますよね。
今、桜が街中を埋め尽くさんばかりにとても美しく咲いています。赤、白、黄色…幼稚園のチューリップも、みんな元気に咲いて子どもたちの歌を待っているようです。春爛漫、花が咲き、心躍る季節になりました。皆様いかがお過ごしですか?
昨日、早朝の静かさの中、ウグイスの鳴き声を聞きました。久し振りに聞いた『ホーホケェキョ』の声に聞き入ってしまい、じっとその場に立ち止まって鳴き声を待っていました。でも、待っていると中々鳴いてくれないものですね。映画の題名『耳をすませば』ではありませんが、こんな風に耳をすますと、他の小鳥の鳴き声、葉っぱが風に揺れる音…普段は全く意識していない様々な自然界の音が聞こえてきたのです。立ち止まってみることで、聞こえるもの、出会うものもあるのですね。当てはまるかどうかわかりませんが、私ども子どもたちと一緒に過ごす大人として、このように時には立ち止まり、子どもの声、声なき本当の声、そして、声の向こうにある声をしっかりと聴いていくことがとても大切なことと改めて思いました。
ご家庭でも、耳をすまして子どもの声を聴いてみては…、声を聴くどころか、まわりで大騒ぎしている?まぁ、それも体を使った声ということでよろしくご理解頂ければと思います。ちょっと、無理がありましたかね?
ちなみに、ウグイスは、英語でナイチンゲール(Nightingale)とのこと、知りませんでした。語源、意味合いは様々…ネットでどうぞ。
平成29年度1学期始業式園長だより vol . 178(2017.4.10)