ふじようちえん

ブログ モンテ通信9月 今井貴子

2014年11月26日 / モンテッソーリ通信

ここ数日で、キンモクセイの香りが強くなり、ますます秋を感じるようになりました。

幼稚園では運動会に向け練習が続いていますが、各保育室ではモンテッソーリ教具に取り組む姿もよく見られます。

その中で年長組が取り組んでいる、日常生活の練習「点滅」をご紹介します。

「点滅」は『マッチを使いろうそくに火をつける』という活動が、子どもたちの興味を強く引き付けています。
すぐにでも「やってみたい!」とワクワクする内容ですが、『火を扱う』活動なので、きちんと約束や正しい扱い方(提示)を伝えています。

●必ず先生(大人)が近くにいる時だけの活動であること。
●マッチの先の赤い部分を触ったり、舐めたりしない。
●マッチは水平に持つ。(火のついたマッチを縦に持つと、軸木に火が進みやすくなるため。)
●使ったマッチは、水の入った容器に入れる。
…など。

興味が強い分、提示を見る子ども達の目も真剣です。

実際に取り組むと、「マッチに火をつけるのって難しい」「火がついた時、ちょっと怖かった」という感想もあがりました。

その中で、「きちんと扱えば怖いものではないこと」や「火の大切さ」も知っていきます。

またマッチを擦る音や、ろうそくの炎の温かさを感じたり、空気の動き方で炎の形が様々に変わることに気付き、そして炎を消した時の煙のにおいにも感じています。

『点滅』を通じて、色々な事に気付いたり感じたりもしています。

※幼稚園では『お家のマッチやライターを、一人で勝手に使ってはいけない』ことも、お約束をしています。