ふじようちえん

ブログ モンテ通信10月 表桐子

2014年11月27日 / モンテッソーリ通信

園庭の葉も色づきはじめ、秋が深まってきました。
さつまいも掘りや稲刈り、園庭の落ち葉など、子どもたちは秋の自然をたくさん体感しながら、いきいきと過ごしています。

今回は言語教育【名詞の役割とシンボル】について紹介します。(提示の様子はぜひ動画をご覧ください☆)

物には名前があること、物の名前を表す言葉を「名詞」と呼ぶことを伝えます。
併せて、名詞のシンボル(黒い四角錐)を紹介します。
このシンボルがあることで、視覚的に文法を捉えることができ、子どもの注意はひとつひとつの単語の違いに向けられていきます。

幼児期に「文法」というと少し難しく感じられるかもしれません。
しかし、子どもたちは今までの経験の中で、文法を学ぶ準備ができているのです。

例えば…
●【絵カード合わせ】で絵カードに文字カードを合わせることで、物には名前があることに気付いています。
●【赤いカードあそび】では動きを表す言葉が紹介され、実際に動きとして表してきています。(ちなみに動詞のシンボルは赤色です!)
●【文字のゴム印】では、「うし、ろば、いのしし」「わらう、なく、すわる」など、品詞別に分けた用紙を使っています。

このように段階を踏んでいるため、無理なく「文法」を理解していくことができます。

子どもたちは、自由画帳に名詞とシンボルの絵を描いたり、名詞を実物に貼り付けたりと、自分で工夫しながら活動しています。
このような活動を通して、楽しみながら豊かな言葉を獲得していってほしいと思います!