ふじようちえん

2011.1月11日 園長だより

2011年01月11日 / 園長だより

藤幼稚園のご父母のみなさまへ

 新年、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。お子様を中心に笑顔で新年をお迎えのことと思います。新しい年が、お子様の成長とご家族様にとって幸多き年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

 皆様、新しい年の始まりは、いかがでしたか? ゆっくり出来ましたか?
私は、毎年のことですが、TVで紅白歌合戦、行く年来る年を見ながらの年越しに始まり、早朝ウォ―キングで初日の出・富士山を見て、家族でお雑煮を食べ、近くの阿豆佐味天神社に初詣・・・その後、親戚まわりと新年会等々、2日からは、また箱根駅伝観戦で、感動の時間を過ごしました。なぜか?元日から切れ間のないスケジュールで動いていました。『一年の計は、元旦にあり』と言いますが、計画を立てるより、計画に追われる新年の幕開けになってしまいました。

 幼稚園では、4日から長時間保育が始まり、多くの子どもたちの元気な声が戻って来ました。新年最初のアクティビティーは、“書き初め大会”です。みんなで筆と墨を使って、思いのままに字を書きました。『あけましておめでとう』『ぱぱとまま』『おとしだま』・・・白い紙にみんな上手に書けました。中には、『トラック』『パスタ』なんていう作品もありました。書初めをした後は、園庭で、羽根突き、こま回し・・・今ではあまり見受けられない、少し前の日本のお正月風景になっていました。

 今、東京大学の学生たちが中心で企画し、出版される本があります。社会人の先輩から、社会人1年生へ送る1言メッセージを送るという内容です。なんと、ご縁あって私にも依頼がやってきました。社会の各界より、有名無名を問わず100名をセレクトしてメッセージを頂いているとのことでした。(私は、歌丸師匠の後でした)
 私のメッセージは『素(す)で生きる』です。これは、私の子どもたちと向き合う心、生きて行く姿勢を言っています。つまり子どもたちの前では、立派とか、豪華とか、見栄を張るとか、子どもたちには、そういうものが一切通用しないのです。感じるまま、あるがまま、素で子どもたちと交わらないと受け入れてもらえないものなのです。私は、これを子どもたちと付き合うときの心とし、子どもとの付き合い方の極意だとお伝えしました。
 この言葉、何処かで誰かの役に立つのであれば本当にうれしいですね。また同時に、ついつい大人都合、大人論理になりがちなで、昔はみんな子どもだった私たち大人への子ども心を思い起こす気づきの言葉としてもらえたら幸いです。
 
 本年も、ご父母様、ご家族様、地域の皆様方のご理解、ご協力を頂きながら、子どもたちの育ちを大切に教職員一同、力を合わせて頑張って行く所存です。
どうぞよろしくお願い致します。

園長だより vol . 91 (2011.1.11)