令和2年度 3学期始業式 園長だより vol . 229 (2021.1.8)
2021年01月08日 / 園長だより藤幼稚園のご父母のみなさまへ
あけましておめでとうございます。
キッズテラス屋上から見る初日の出に心新たに新年を迎えました。そして、まず、浮かんだ言葉が、小林一茶の句“めでたさも、中ぐらいなり、おらが春”でした。まさしく、コロナ禍で帰省もできず、初詣も、親戚や仲間との集まりも、ましてや旅行にも行けない…このご時世、感染の蔓延を防ぐ意味でも仕方ないことですが、例年とは違うお正月に、何となく物足りなさを感じながら過ごしました。私は、箱根駅伝のテレビ観戦に始まり、寝正月⁉を決め込み、家で静かに過ごしました。お陰様で、バスと温泉とグルメには少々詳しくなりました。お友だちから頂いた年賀状にも感謝です。はがきに向かって字を一所懸命に書いている姿が思い浮かびました。
皆様、どんなお正月でしたか?いつでも、どこでも、安全第一でいて下さいね‼
年初の長時間保育では、新年にふさわしく、お雑煮を食べ、かるた取りをし、書初めにもチャレンジしています。慣れない筆を手に取り、真っ黒い墨を付け、半紙に自分の名前を書きました。まだ、胸に付けている名札を見ながら、一文字一文字ていねいに真似る習字ですが、みんな集中して取り組みました。名前と言うより芸術的?な作品も多く、とても楽しく、自信にもなり、いい経験をしました。普段やらないお正月の書初めや独楽回し、凧揚げ等々の行事は珍しいのか?子どもたちの興味を誘い、挑戦する心に火をつけたようですね‼今年も、なんでもチャレンジ‼大切ですね。
ウイルスの外観がコロナ(太陽の光冠)に似ていることから名付けられたそうです。大きさはわずか髪の毛のおおよそ660分の1程度のものですが、この小さなウイルスが、世界をこの大混迷に落とし入れるとは誰が想像したでしょうか?
とは言え、私たちもコロナ禍で新しい生活様式への適応が求められ、今後の園生活もマスク、消毒、3密を避けながらの日常にならざるを得ない状況です。そして、現在、感染者数の急増とともにコロナ禍は収まる兆しどころか、緊急事態宣言が発出されています。そして、多くの方々が苦しみや困難に直面しています。医療関係者様に感謝を申し上げますとともに、一日も早くの収束はもとより、感染者が一人でも少なくなりますように‼と祈るばかりです。みんなで、がんばりましょう‼
物事にはプラス面マイナス面があること、そしてプラス発想せよ‼とよく言われますが、このコロナ禍は禍と同時に、無駄を省いて本当に大切なことに気づいたり、新たなチャレンジが出来たり、当たり前に思っていたことや人に改めて感謝出来たり、何よりいつもの日々が宝ものだったことに気づかされました。合わせて、時代はDX(デジタルトランスフォーメーション)が真ん中に来ました。私も約25年前から、教育と園運営方針に“表のアナログ、裏のIT”と言って、例えば、子どもたちが思いっきり泥団子づくりをベタベタの手でしてもらう大切さの反面、その裏側では先生方のしっかりした子どもの動き観察に基づく発達・成長をITによる記録等でフォローしながら、一人一人の育ちを支えてきました。まだまだ目標達成までは遠いですが、これからのDXで教育・保育の世界も大きな変化が来るものと思っています。すべては、子どもたちの育ちに貢献し、ご家族様の生活にも役立てるようにと考えています。
3学期も子どもたち、ご家族様にいっぱい良いことがありますように・・・。
令和2年度 3学期始業式 園長だより vol . 229 (2021.1.8)