ふじようちえん

2016年4月8日 1学期始業式 園長だより

2016年04月08日 / 園長だより

藤幼稚園のご父母のみなさまへ

ご入園、ご進級、おめでとうございます。
 新年度を迎え、子どもたちの成長を祝福するかのように、街の至る所で桜が咲き、希望あふれる春を感じます。よく見ると…道端や空き地に、スミレ、タンポポ、ヒメジオン…桜の華やかさには及びませんが、それぞれにしっかりと根を張り、花を咲かせています。歌ではないですが、それぞれの生き方スタイルで、咲いている花たち、みんな輝いていて、素晴らしい生命の鼓動を感じます。
 皆様、いかがお過ごしですか?春爛漫、お花見、お出かけ…楽しまれていますか?
でも、この時期、花冷え、春風、春眠⁉に気をつけて下さいね。春風邪にご注意を‼

 今、幼稚園でも、たくさんの綺麗なチューリップが咲き、子どもたちはその周りで、♪咲いた~、咲いた~、チューリップの花が、ならんだぁ~、ならんだぁ~、赤、白、きいろ・・・と手でお花をつくり歌っています。歌と子どもとチューリップ・・・賑やかな幼稚園の時間、子どもが育つ時間が始まりました。丁寧に育んで行きましょう。

 先日、入園式を行い、新たに215名のお友だちを迎え入れることが出来ました。新入園児たちの目は、これから始まる幼稚園にワクワク、ドキドキ、期待と不安を持ちながらも、キラキラと輝いていました。そして本日、始業式を行い、みんなで新しい年度を力いっぱい踏み出すことが出来ました。
 本年度も、教職員一同、力を合わせて、子どもたちの育ちに役立ち、貢献できるように、精一杯がんばって参ります。どうぞよろしくお願い致します。

≪大人が手本‼!≫
 『三つ子の魂、百までも』ということわざがありますが、幼児期に身に付けたことや習慣、癖は、一生に渡ってそう変化するものではない。または、変われないと言うことを指している言葉でもあります。良い癖が付けばいいのですが、人間は得てして、悪い癖の方が早く吸収して身に付いてしまう傾向がある生き物のようです。
特に、初めて経験する集団生活の中では、良い癖、悪い癖、それぞれが混在し、何事も真似ることが多いため、ついつい悪い癖を吸収してしまうことも起こります。そのような時こそ、私たちが正しい事、やり方を伝え、良いことが癖になるまで日常化してもらえるように促します。それには、私たち大人が手本を見せなくてはなりません。やがて、あらゆる状況の中、子ども自身が判断し、正しいものを吸収し、良い癖付けを自分のものにしながら、育って行くものと思っています。
 『三つ子の魂、百までも』、私流に言いかえれば、『幼児期は、一生ものの始まり』と言うことです。幼児期こそ、良い癖を付ける絶好の機会、そして、それは周りにいる大人が手本を見せるのが一番良いということなのです。
 時々、玄関のボードに掲示するフレーズ、『大人が手本‼』と言う言葉こそ、私たち大人が日常的に心がける姿勢を示しているのです。親になるのも修行ですね。

平成28年度1学期 始業式 園長だより vol. 164(2016.4.8)