平成30年度 3学期始業式 園長だより vol . 201 (2019.1.8)
2019年01月08日 / 園長だより藤幼稚園のご父母のみなさまへ
新年、あけましておめでとうございます。
おだやかな初春をご家族でお迎えのこととお慶び申し上げます。年頭にあたり、皆様のご多幸、お子様の健やかなご成長をお祈り申し上げます。
元旦、早朝、澄んだ空気の中、朝日に輝く富士山の姿が望めました。ふじようちえんは、幸運にも正門から、美しい富士山の姿を見ることが出来ます。富士山のほんとうの凄さは、見ているだけで人の心を安心させる力があるということですね。ふと見ると、こぶしの花のつぼみが膨らんでいます。春も近づいていますね。
皆様、お正月いかがお過ごしになられましたか?子どもたちに、お年玉もらった?と聞いたら、3個もらった‼5個もらった‼と言う元気なアッピール、どうやら、金額よりももらった数に興味があるようです。これを参考に数で勝負するのもいいかも知れませんね。ともかく、久し振りに会うおじいちゃん、おばあちゃんやご親戚、いとこやお友だちと話しが盛り上がり、楽しい時間を過ごされたものと思います。お正月は、新年になり、年神様を迎え、祝う事がまん中にあると思いますが、みんなが集まることが大事で、ご家族といる幸せ、子どもといる幸せ、仲間と過ごす幸せ…様々な幸せを感じること、これが一番の宝だと思います。ちなみに、お年玉は貯金箱に入れたという子がたくさんいました。ご時世を反映した防衛本能でしょうかね?
さて、今年は、平成から新しい時代になる年であり、祝祭が執り行われる年、オリンピックを翌年に控え世界から注目される年、社会的にも多くの変化がある年です。
それこそ、大変化の年がやってきたというのが実感です。話しは変わりますが、私は、NHKの『ファミリーヒストリー』という番組が好きです。著名人のルーツやその一族の特徴を細かい調査の上で詳らかにしていく内容です。以前、私は家族が昔の話をすると『そんなの関係ない‼』と思っていました。しかし、そうではないのです。歴史とは、私たちがやってきた場所、故郷なのです。過去を忘れた者は、現在も正しく判断できないし、未来も予知することができない。そして、自分が本当はどんな人間なのか知ることも出来ないと聞いたことがあります。ファミリーヒストリーではないですが、時代の節目にあたり、私たちの歴史を今一度、振り返ってみる年でもあるように思いました。
本日、三学期が始まりました。前半は、お正月遊びを楽しみ、伝統行事である豆まき体験やお面づくり、劇発表会を目標にそれぞれの役を演じます。劇の内容を理解し、台詞を憶え、出る順番を待つドキドキ感や舞台での緊張感を体験し、終わった時の達成感を味わうことを通じて、自信を育て、みんなで一つのものを作り上げることや協力し合うこと…様々な育ちの要素を含んだ取り組みになっています。
そして、いよいよ卒園、進級の3月。数えるとあと何日という感じですが、だからこそ、一日一日、大切に子どもたちの育ちをしっかりと支えていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成30年度 3学期始業式 園長だより vol . 201 (2019.1.8)