ふじようちえん

2011.4月8日 園長だより

2011年04月08日 / 園長だより

藤幼稚園のご父母のみなさまへ

 始めに、東日本大震災で尊い命をなくされた皆様のご冥福を心よりお祈り致します。そして、被災地で避難生活を余儀なくされている皆様に、一日も早い復興、安寧な日々を送ることが出来ますようにお祈り申し上げます。
 幼稚園からの義援金のお願いにも多くの皆様にご協力頂きまして、ありがとうございます。大切な皆様のお気持ち、立川市を通じて被災地に届くように計画しています。引き続きご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

 被災地の状況を見て、ふじようちえんでも出来ることを、と考えてみました。子どもたちには、少しでも被災地の思いを共有し、同じ幼稚園仲間としてのお友だちへの思いやり、いたわる心を持ってもらえればと思い、みんなで千羽鶴を折ることにしました。保育時間内や長時間保育中、みんなで出来る範囲(形も数も)の鶴を折っているところです。みんなの思いをつなげるこの鶴たちが、少しでも被災地のお友だちや復興にご努力されている皆様方への励ましになればと思っています。
ぜひ、ご家庭の皆様にもお力を頂き、千羽鶴作りにご参加頂きたいと思っています。

ご入園、ご進級、おめでとうございます
 桜咲く季節の中、本日、始業式を行い新学期がスタートしました。これから、たくさんのお友だちと出会い、ご家族以外の大人と接し、様々なことを覚えたり、体験したり、子ども自らの育つ力を存分に発揮し、自立へと向かう時間が始まります。
 美しい桜は、満開の美しい姿を見せるのかと思いきや、目も開けられない春の嵐の中、多くの花びらの舞を見せ、その姿を自ら早く変化させ新緑へとなって行きます。毎日一緒にいる我が子には日々大きな変化を感じないかも知れませんが、これからのお子様の成長は、桜の花の変化よりも速く、日に日に変化がみられることと思います。今が、一生で一番成長する時期なのです。
 『三つ子の魂、百までも』と言いますが、むしろ、私は、幼児期こそ一生ものの始まりの時だと言っています。早寝、早起き、朝ごはん、挨拶、しつけ、所作、学び、やさしさ、強さ、思いやり、美しさや心構え…感性、心の成長等々たくさんありますね。よい手本に出会い、良い習慣、良いくせ付けが一生に渡り続くものとなればと願っています。と言っても、難しく伝えるのではなく、日常の中、遊びや行事を通じて興味を持てるように工夫しながら、個々の育ちに配慮し保育をすすめて参ります。

 私たち、教職員一同、お子様の育ちのお手伝いをさせて頂けることを心から感謝申し上げますとともに、“思いを込めてあったかく”をいつも心がけ、みんなで力を合わせてお子様の健やかな育ちに貢献できるよう頑張ります。
 本年も、どうぞよろしくお願い致します。
   
園長だより vol. 95(2011.4.8)