園長だより vol .250 (2022.6.30)
2022年06月30日 / 園長だより藤幼稚園のご父母のみなさまへ
正門横にあるヤマモモの木にたくさんの実がなり、夕日に照らされて輝いています。毎年、その実の甘酸っぱさに、夏の訪れを感じていたのですが、今年は、突然の猛暑で、そんな感傷的な時間を味わうゆとりもなく、とても暑い日がやってきました。
因みにヤマモモの実は、関東ではあまり口にしませんが、関西では高級食材、特にケーキ等のトッピングとして使うそうです。味見してみたい方は、木から直接採って、水で洗って食べてみて下さい。甘酸っぱい果実の本当の味に出会えますよ‼
先日、スマイルファームでじゃがいもの収穫をしました。今年は、とても出来が良く、たくさん採れ、豊作でした。子どもたちも、始めは土に触れることが恐る恐るという感じでしたが、一旦、土の中にじゃがいもを見つけると、どんどん深く掘って、次から次へとじゃがいもを見つけては、歓声をあげていました。土を掘り続け、夢中になっているお友だちの横顔に、自分で見つけようとする意欲と逞しさを感じたじゃがいも堀りでした。中には、土の中に小さな虫を見つけて、そっちの方に興味がいっているお友だちもいて、それぞれに楽しいじゃがいも堀りになりました。塩ゆでやポテトフライ、ジャーマンポテトにポテトチップス…ご家族で、お子様からじゃがいもを見つけた時のお話しを聞きながら、楽しく、美味しく召し上がってくださいませ。まさに、じゃがいもで、自信をつけて育つ子どもたちですね。
先日の家族参観日、ご参加いただき、ありがとうございました。まだまだコロナ禍、感染状況に注意しながらの参加人数の制限等々、何かとお願いが多くなってしまいましたが、お陰様で皆様のご理解、ご協力のもと無事に終了することが出来ました。子どもたちもご父母の皆様と一緒に、ようちえんで過ごす時間が、とても楽しかった‼と言ってました。この日が大切なご家族の思い出となりましたら、本当に嬉しいです。
私も20数年前に子どもが父の日に製作した私の似顔絵を、今も廊下の壁に貼っています。いくつになっても、子どもの作ったものは、思い出であり、宝物ですよね。
≪ごみ拾い登園‼≫
ある園児のお父様のFBより、通園途中のゴミ拾い、素晴らしい活動に感動しました。
(以下、ご本人の了解を得て、原文のままご紹介させていただきます。)
【娘と通園お掃除】
「ご苦労様です!ありがとうございます!」
ゴミ拾いをしていると、歩いてる方々から感謝のお声をいただきます。嬉しいですね
今朝は次女と一緒にようちえんへの通園お掃除を。意外にゴミが少ないかなと思っていても、拾っていったら袋いっぱい。定期的に拾っていかないといけませんね。道も心もスッキリと、子どもたちに気持ちよく通園•通学してもらえればと願っています。
【子どもたちにスッキリを!】
おはようございます。今朝も5時起きウォーキングと神社参拝。
娘が通う小学校への通学路を経由して、気になるゴミをすべてスッキリ一掃してきました。(1週間くらい掃除してないとマスクとか空き缶とか結構散乱してしまいます)
雨や曇りが続くと気持ちもどんよりしがち、そんな時にこそキレイな路から晴れ晴れとした気持ちで通学してもらいたい。そんな願いを込めて。今日も素敵な一日を
【数十センチ向こう側】
おはようございます。今朝はいつもより早く4時にスッキリと目覚めたので、ウォーキングと神社参拝がてらゆっくりと娘たちの通学路・通園路のお掃除をしてきました。
いつもの範囲から少し拡げて、数十センチ向こう側までゴミを拾ってたらこんなにも袋いっぱいに。数年前から放置されてるかのようなゴミも片付け、エリア全体の空気が良くなった気がします。ひとつひとつ自分にできることから始めてます。
子どもたちの笑顔と元気があふれますように。
以上、通園途中のゴミ拾い活動の様子です。私たちも日常的に見ている道ばたのゴミ、出来るようでできないことをこのお父さんはコツコツとやっておられます。すごい‼
まさに、大人が手本、見習いましょう‼道にゴミが落ちているのを見つけたら、“自分が試されている”と思って、行動してください、と言われたことがあります。
やっぱり、実践していて、また、それを楽しんでいる方には、敵いませんね。
≪ザリカニやカブトムシ、クワガタで育つ!!≫
今、園長席前のタライに、なすび保育園の小林園長先生が見つけてきたザリガニを飼っています。子どもたちは、毎日、覗きこんだり、時には指で触れてみたり、つかんでみようとする子もいます。数匹のザリガニは子どもの興味を一身に集めています。興味のあまり、たまたま、ザリカニをつかもうとしているところに出くわすと、私は、冗談で『〇○ちゃんの指が挟まれますように!!』と手を合わせてお祈りのポーズをします。すると、子どもたちは、キャーキャー言いながら、笑い、手を引っ込めます。
“手バサミに噛まれて覚えるザリガニの正体”私はただ単に“さわってわかる”ことを体験してもらいたいと思っています。単純に、ザリガニを触って実感し、こういうものなのかと理解してもらいたいだけなのです。理解は、驚きに始まるという言葉もあるように、触った感触こそが、理解、知識、学びへの入口です。英語では“Hands On”という概念で、子どもの自然体験学習プログラムの一つでもあります。やがて、子どもたちは、誰からともなく、『あんまり触ると、ザリカニさん疲れちゃうよ!!』と言いながら、手を引っ込めて、触るのをやめ、ただただじっとザリカニの動きを見つめるのでした。触っているうちに、ザリカニさんへの思いやり、命への慈しみのようなものが湧いて来たのだと思います。こんな心の変化、成長にもザリカニさんは、しっかりと貢献しているようです。
IT社会になり、幼児期の過ごす環境や親子関係、五感に響く体験…が重要度を増しています。こんな点からも、ザリカニの役目、少々強引ですが、生き物とのふれあい、これから、もっともっと大事になって行きますね。ふじようちえんでは、他に、ポニーのはるちゃん、イグアナのイグちゃん、ロシアリクガメ、どじょう、季節によっての様々な虫たち…色々いますが、なんと言っても、これからは、カブトムシとクワガタの季節、みんなで可愛がって、お世話して行きましょう‼
子どもたち、それぞれの成長のために…。
園長だより vol .250 (2022.6.30)