2024年度1学期 始業式 園長だより vol. 275(2024.4.8)
2024年04月08日 / 園長だより藤幼稚園のご父母のみなさまへ
ご入園、ご進級、おめでとうございます。
新年度を迎え、子どもたちの成長を祝福するかのように桜が満開に咲いています。チューリップも咲き、園庭の木々にも新緑が芽吹き、日ごとに成長しているようです。また、スマイルファームでは、桜、菜の花、アーモンドの花が一斉に咲き、足元には、黄色いタンポポが輝いて咲いています。うららかな陽気、まさに春爛漫です。
今、子どもたちが、西側園庭でチューリップの花壇を囲みながら、♪咲いた~、咲いた~チューリップの花が、ならんだぁ~、ならんだぁ~赤、白、黄色…と手でお花をつくって歌っています。歌と子どもとチューリップ、子どもの育つ時間の始まりです。
皆様、いかがお過ごしですか?新年度になり、お子様の登園や登校、お仕事のご都合等々で生活時間が変わった方もいらっしゃると思います。生活時間の変化と同じように、気候も寒暖の差があるこの時期です。どうぞ、ご自愛くださいませ。
本日、2024年度始業式を行い、1学期が始まりました。これから、みんなで『ごあいさつをしましょう‼』『お返事のハイ‼を言いましょう‼』『ありがとうをいっぱい言いましょう‼』そして、みんなで仲良く、楽しく、大きくなりましょう‼とお話ししました。ぜひ、お家でもされてみてください。子どもの育ちは、ご家庭と園で力を合わせ、言葉がけや行動を同じくするところから始まると考えています。合わせて、この新年度の始まりの時期、年長組のお兄さん、お姉さんが、バスから降りてお部屋のわからないお友だちを部屋まで案内したり、お部屋の中で自分のロッカーにどんなふうにカバンやお荷物をしまうのか教えてくれる「お部屋案内係」や「○○組おてつだい係」がいます。みんな腕章を付けて、小さいお友だちをお世話しています。みんなの顔から、お世話することに自信と誇りを感じます。まさに、子どもたち同士で育ち合っている姿、微笑ましく、素晴らしい育ちの光景です。
本年度も、教職員一同、力を合わせて、子どもたちの育ちに役立ち、貢献できるように、精一杯がんばって参ります。どうぞよろしくお願い致します。
≪大人が手本‼!≫
『三つ子の魂、百までも』ということわざがありますが、幼児期に身に付けたことや習慣、癖は、一生に渡ってそう変化するものではない。または、変われないと言うことを指している言葉でもあります。良い癖が付けばいいのですが、人間は得てして、悪い癖の方が早く吸収して身に付いてしまう傾向がある生き物のようです。特に、初めて経験する集団生活の中では、良い癖、悪い癖、それぞれが混在し、何事も真似ることが多いため、ついつい悪い癖を吸収してしまうことも起こります。そのような時こそ、私たちが正しい事、やり方を伝え、良いことが癖になるまで日常化してもらえるように促します。それには、私たち大人が手本を見せなくてはなりません。やがて、あらゆる状況の中、子ども自身が判断し、正しいものを吸収し、良い癖付けを自分のものにしながら、育って行くものと思っています。
『三つ子の魂、百までも』、私流に言いかえれば、『幼児期は、一生ものの始まり』と言うことです。幼児期こそ、良い癖を付ける絶好の機会、そして、それは周りにいる大人が手本を見せるのが一番良いということなのです。
時々、玄関のボードに掲示するフレーズ、『大人が手本‼』と言う言葉こそ、私たち大人が日常的に心がける姿勢を示しているのです。親になるのも修行ですね。
2024年度1学期 始業式 園長だより vol. 275(2024.4.8)