ふじようちえん

2009.1月 園長だより

2009年01月30日 / 園長だより

藤幼稚園のご父母のみなさまへ

少し前に、新年を迎えたと思ったらもう節分の豆まきを準備しています。寒さも一段と厳しさが増しているようです。皆様、お変わりございませんか?
毎日元気に登園してくるお友だちのエネルギーに圧倒される毎日、寒さも何処かに行ってしまいそうな感じです。

最近、はじめての劇に取り組み、劇を演じる?ことを通して、体の動きと台詞が一致してきた年少さん、そして、長い台詞を覚え、立ち位置や動き、劇の内容や意味を理解してきた年長さん。各クラス劇発表会へ向けての練習に励んでいます。その練習を見ながら、しっかり演じている子どもたちにこの一年の成長を感じました。一つ一つ確実に出来ることが増え、役を通じてお友だちとの関係も理解し、心の面での成長もしっかりしているようです。
 そう言えば、昨年の春に藤組の通路側ガラス面に子どもたちの背の高さをお名前シールを貼り記録しました。そろそろまた背の高さを記録して、どのくらい背が伸びたのか確認してみたいと思います。ご家族の皆様には、お子様がこの一年間に伸びた背の長さを同じリボンの長さに切ってお渡しします。楽しみにお待ち下さい。まさに、心身ともにどれだけ伸びたかが目で見えるということですね。

≪いまどきの・・・なでる?≫
今、幼稚園の横を犬と散歩される方が以前より増えました。ふと、くだらないことを感じてしまいました。それは、『犬を飼っている人は、なんとなくその犬に顔が似てくるような気がする』と言うことです。学術的に何かあるのかも知れませんがそんなご経験ありませんか?つい、犬と飼い主の顔を比べたりして・・・。
また、よく考えてみると犬や猫などペットはご主人にいつも頭や体をなでられていると思いませんか?反面、私だけかもしれませんが、近頃は幼児に対して以前(15~20年位前)より“頭をなでる”動作を見受けなくなったような気がしています。人前で我が子の“頭をなでる”こと自体、古臭いし、格好悪い・・・なんて思われるかもしれませんが、時代は変わっても、人が生きる上で土台のこの時期、我が子の育て方・ほめ方・言葉がけが50年、100年で変わるはずがありません。実際、私も子どもたちによく行います。帽子を取って、2回頭をなでて、一言、耳もとで『すごいね!』とささやくのです。『落ち着きのない子どもたちの目』が、がらりと『認められた安心の目』に変わるんです。情報が満ち溢れている現代、子どもでさえ口で言うだけでは感じず、行動しない時代、ここは一つ『頭をなでる』子育ても取り入れてみてはいかがでしょうか?子どもを認めてあげる、ここぞというポイントで使って下さい。あまり多用すると効き目が薄まります。変な言い方ですが、どうやら犬や猫の方が人間よりも頭をなでられている時代のようですから。
               園長だより vol.65 (2009.1.30)