ふじようちえん

園長だより vol . 208 (2019.7.1)

2019年07月01日 / 園長だより

藤幼稚園のご父母のみなさまへ

春に蒔いたひまわりの種が、芽が出て、茎が伸びて、葉を広げ、成長し、夏に向けて大きな花を咲かせようとしています。まるで、入園したお友だちが、幼稚園ですくすくと育って夏を迎えたようです。元気に、大きくなぁれ‼と願う気持ちは同じです。
皆様、いかがお過ごしですか?梅雨が過ぎれば、夏が来ると思いつつも、うっとうしく、蒸し暑い日々はもう少し続きそうです。どうぞ、ご自愛下さいませ。

先日の家族参観日には、お忙しい中、大変多くのご家族様にお越し頂きまして、ありがとうございました。お陰様で、親子でお子様の席に座り、制作をしたり、ゲームをしたり、そしてプレゼントもあったりと、とても楽しい時間を過ごせました。
初日は雨の中、2日目は晴天ということになりましたが、それぞれに幼稚園で育っているお子さまの姿を確認して頂けたものと思います。子どもたちも、いつも過ごしているお部屋にお父さん、お母さんが居てくれるだけでうれしくなり、あふれんばかりの笑顔になっていました。
毎年感じますが、ご家族様が一緒にゲームに参加して頂いたり、歌ったり、先生のお手伝いをして下さる姿、中には、お父さんお母さんが主体となってゲーム等々を進行して下さる光景を見ていて、ご家族様と先生方のとてもいい関係を感じ、思わず笑顔になりました。本当に喜ばしい姿でした。改めて、日頃のご理解、ご協力に心より感謝申し上げます。また、引き続き、どうぞよろしくお願い致します。

≪ヤングコーンで育つ‼≫
自家農場スマイルファームで収穫したトウモロコシの子ども、ヤングコーンを園庭に持ってきて、みんなで皮をむいてみました。最初に1本だけ農場担当の中村さんがむき方を子どもたちに見せてから、それぞれに皮むきが始まりました。こういうことは、手取り足取り教えないで、体験して自分できれいにむく方法を見つける方がいいし、子ども同志で見たり、聞いたり、話したり、教え合いながらの方が、子どもたちの学びには得るものが多いと思っています。それぞれに工夫をして皮をむき、やがて顔を出したヤングコーン、そのきれいでかわいい姿に、子どもたちは満面の笑みと『自分で出来た‼』という達成感が表れていました。中には、トウモロコシのひげを顔に付けて“おじいさん”のマネをしたり、鼻に付けて“ピノキオ”とか言って遊んでいました。子どもたちの想像力、楽しむ力には敵いませんね。ちなみに、このヤングコーン、限られた数でしたので、茹でて薄い塩味で長時間保育のおやつになりました。美味しかった‼

≪七夕で育つ‼≫
各教室からは、♪ささの葉、さらさら~のきばにゆれる、おほしさま、キラキラ・・・梅雨の湿った空気を吹き飛ばすような子どもたちの元気な歌声が聞こえています。
そして今、子どもたちは、一所懸命に願い事を書いた短冊や色紙を丸めてつなげた輪飾りを笹竹に括り付け、願いが叶いますようにと手を合わせて拝んでいます。お星様に思いをめぐらせ、願い事を考えている子どもたちの真剣な顔を見ていて、ふと、思いました。願いを叶えてくれるという“七夕”って、一体何だろう?と思い、その始まりを調べてみました。(出典:ウィキペディア等々)
① 古来、日本では禊ぎ(みそぎ)行事として、選ばれた女性が着物を織り、神棚にそなえました。これは秋の作物の豊作を願い、なおかつ人々の穢れ(けがれ)をはらう神事でした。この神事で着物を織る機械のことを棚機(たなばた)と言い、やがてお盆を迎える準備の行事として7月7日に行われるようになり、「棚機(たなばた)」⇒七夕になったと言われています。
② 古代中国の伝説から、おりひめとは、こと座のベガという織女星のことで裁縫の仕事をつかさどる星。また、ひこぼしとは、わし座のアルタイルといわれる牽牛(けんぎゅう)星のことで農業をつかさどる星と考えられていました。この2つの星の間に天の川と呼ばれる無数の星があります。「おりひめ」と「ひこぼし」は旧暦の7月7日ころに一番光り輝くことから、天の川をはさんでお互いが呼び求めている七夕という伝説が生まれました。
③ これも中国のことですが、中国には乞巧奠(きこうでん)という行事があり、この行事は、旧暦7月7日に光り輝く、こと座のベガという織女星が裁縫をつかさどる星ということで、裁縫の上達をお祈りする行事でした。そして、時代は流れ色んなお願いごとをする行事へと変わっていったとのことです。
以上、3つの伝説や行事が重なり合って現在の七夕が生まれたものと考えられます。

七夕の夜は、織姫と彦星が年に1度会えるというお話しが有名ですね。歌にもある五色の短冊とは、青、赤、黄、白、黒(黒は縁起が悪いと言って紫を使う傾向)です。なぜ、五色の短冊なのかと言うと、陰陽五行説に由来しています。陰陽五行説とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想。万物は、木、火、土、金、水の五種類の元素からなるという説から、それらを意味する青、赤、黄、白、黒色になっているとのこと。また、5色の色紙でつくる輪つなぎも同じ意味を持っています。
七夕の飾りつけを何故?笹にするのかと言うと、笹は、古代より神聖なものとして扱われてきたこともありますが、笹は、成長が早く、悪天候にも負けない力強さがあります。それで、笹の生命力の強さが神聖なものとされていました。しかも笹の葉は強い殺菌力を持っていますので、邪気を払う魔除けの力があるとされていました。さらに笹の葉がすれあう音が神様を招く音とされていたのです。このようなことで、神聖な笹に七夕の飾りをするようになったのです。
いろいろと調べてみて、昔から、私たちは、“自然を尊び、自然の無限の力を信じ、感謝の心をもって生きてきた”ということを強く感じました。まさしく、人は自然と共存することで今まで生きてきたのです。七夕の日は、自然への畏敬の念、感謝の心を、今一度、思い返す日と言う意味もあると感じました。このことを子どもたちに伝えるための行事として“七夕”があるのかもしれませんね。

子どもたちの願い事、短冊に書いて大きな竹の笹に付けて飾ります。毎年、お世話になっている阿豆佐味天神社様のご厚意で参道に展示させて頂きます。皆さん、是非、お子様の短冊、いろいろな願い事を見てあげて下さい。子どもたちの願いごと・・・とても楽しく、かわいく、微笑ましくなりますよ!!

令和元年度 園長だより vol . 208 (2019.7.1)