ふじようちえん

2014年1月8日 園長だより

2014年01月08日 / 園長だより

藤幼稚園のご父母のみなさまへ
 
 明けまして、おめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。お子様の健やかな成長とご家族様にとって良いことがいっぱいの一年となりますようにお祈り申し上げます。

皆様、お正月、いかが過ごされましたか?
初詣に行ったり、おせち料理を食べたり、久しぶりに親戚が集まったり、温泉旅行やスキーで楽しんだり、福袋を買ったり、お年玉を頂いたり、いとこと遊んだり・・・いろいろと楽しい時間を過ごされたことと思います。そして、お子様には大切な思い出がたくさん刻まれたことと思います。また、ご家族様にとっても、元気な声のする年末年始、騒がしい中にも幸せを感じた時間ではなかったでしょうか?
新年の長時間保育の朝、挨拶も早々に、お友だちから自転車に乗れる様になったとの話を聞き、新春早々とても幸せな気分にさせて頂きました。いろいろなお正月の過ごし方、いいですね。

私は、例年通り、元旦に家族みんなでお雑煮を食べ、いつもお世話になっている阿豆佐味天神社にお参りに行きました。お賽銭の額の割には比較的長い時間願いごとをして勝手に満足していました。その後、毎年同じ長さの破魔矢と毎年同じ大きさのダルマを地元で永年だるま作りを続けている村野さんから購入し、その後、必ずおみくじを引くのが吉例になっています。おみくじは、末吉でした。「末広がり」という言葉がありますが、末吉の「末」とは「未来」を意味します。つまり、末吉とは「これから良くなっていきますよ」という意味らしいです。(昨年は、凶でした。)
ちなみに、書物では、正月とは家に歳神様をお迎えし祝う行事。歳神とは1年の初めにやってきて、その年の作物が豊かに実るように、また、家族みんなが元気で暮らせる約束をしてくれる神様と書いてあります。私の場合、お正月本来の歳神様のことを意識するよりも、少しでも良くありたいという思いが、願う、託す、頼る等々・・・の行為になり、お参り、破魔矢、ダルマ、おみくじ・・・という行動になっていたのです。一年の始まりに、自分のお願いばかり言っていないで歳神様のことをもう少し意識し、配慮しなくては・・・と反省しきりです。
その帰り道、幼稚園に立ち寄るとお友だちからのかわいい年賀状が本当にたくさん届いていました。一枚一枚に喜んだり、笑ったり、懐かしがったり、感動したり・・・うれしい年賀状、多くの皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。おみくじの末吉は本当に当たっていましたね。

お正月と言えば、お年玉に年賀状のほかに、今ではあまり見られなくなった羽根つき、凧揚げ、独楽回し、双六、かるた、福笑い・・・様々なお正月遊びがありますね。どれもこれも一人で遊ぶよりは仲間と楽しむ遊びです。人々が集まるお正月、みんなで楽しんでいる光景が想像できます。幼稚園でも可能な限りお正月遊びをたくさん体験してもらおうと思います。昔からの遊びを体験し、日本の文化、伝統、風習に触れて成長して行ってもらいたいものです。ゲームもいいけど、まずここからが基本です。

さて、本日、始業式を行い3学期が始まりました。子どもたちは、この寒さを友だちにして育っていきますが、風邪も流行る季節でもあります。うがい、手洗いをしっかりとして、みんなで豆まきや劇発表会に取り組んで行こうと思います。また、年長さんはいよいよ卒園が近づいてきました。限られた時間ですが、ふじようちえんをいっぱい、いっぱい味わって、しっかりと子どもをやってほしいと思っています。
いつも言っていることですが、『子どもの時はしっかりと子どもをすること、そうすることが、しっかりとした大人になれる正しい育ち方』だと思っています。

今学期も、子どもたちの育ちを大切に見つめつつ、安全第一に過ごしていけるよう教職員一同、力を合わせて頑張って参ります。どうぞよろしくお願い致します。

園長だより vol. 132 (2014.1.8)